美容皮膚科のレーザー治療は赤ら顔にも効果あり
「赤ら顔のせいで緊張しているように思われる」
「寒い季節はすぐに顔が真っ赤になるので恥ずかしい」
など、赤ら顔で悩んでいる人は少なくありません。赤ら顔は色素の薄い人に発症しやすく、一般的には顔の血管が拡張することによって引き起こされる毛細血管拡張症がほとんどです。
また、脂漏性皮膚炎や乾燥肌など、皮膚の疾患や先天的な要因、または環境・気候が原因で赤ら顔になることもあります。疾患による赤ら顔の治療はステロイド剤の使用が一般的です。
一般的に多くみられる毛細血管拡張症の場合は、美容皮膚科のレーザーで治療することができます。
レーザー治療は一般的にシミやあざ、ほくろなどの除去を目的に使われますが、赤ら顔の原因である血管にも効果を発揮します。
レーザー治療は、ピコレーザーなどのレーザー光を赤ら顔の部位に照射することで、血管を収縮させるという治療法です。
レーザー治療をすると拡張していた血管が引き締まるので、顔の赤みが軽減されます。ちなみに、レーザーは肌の深層に作用してコラーゲンを生成するので、肌のリフトアップなどアンチエイジングの治療としても使われています。
レーザー治療のメリットは、ダウンタイムの少なさです。一般的には、施術後すぐに日常生活に戻ることができます。ただし、日焼けを避けないと逆に症状が悪化してしまうので、施術後1週間~1ヶ月程度は日焼け止め対策が必要です。
また、日焼けした直後の肌にはレーザー治療をすることができません。
その他には、1回の施術で効果を実感しやすいというのもレーザー治療のメリットです。ただし、赤ら顔の程度によっては数回施術を繰り返すこともあります。
赤ら顔の治療をする際には、まず正しい原因を知ることが大切です。自己判断で治療を決定せずに、必ず専門家の指示に従うようにしてください。また、美容皮膚科によって料金や施術回数が異なるので、あらかじめどの程度の費用がかかるか見積もりを取ることも大切です。